つつがなく

アクセスカウンタ

zoom RSS 【耐震強度偽装】 必死の告発、反応鈍く 空白の1年半に憤り

<<   作成日時 : 2005/12/02 22:29   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

どうして、検査で見つけられなかったのかとか、専門家が見ればわかるのに、どうしてわからなかったのかという意見が出てますが、偽装って見抜けるのでしょうか?

必死の告発、反応鈍く 空白の1年半に憤り


 「1年半前に気づいたときに、もっと注意喚起をしていれば」――。姉歯秀次1級建築士(48)による耐震データ偽造を見抜き、告発していた構造設計事務所社長(44)は、次々と明らかになる姉歯物件の“偽造汚染”に頭を抱えた。「これ以上、『姉歯物件』の入居者を増やしてはいけない」。そんな必死の思いでの告発にも確認検査機関の動きは鈍かった。社長の証言は、マンションなどの建築確認体制における構造的な問題を改めて浮き彫りにした。
 「鉄筋の本数が少ないだけでなく、地震に対する水平力の入力値が通常の4分の1しかなかった」。社長が姉歯建築士の設計図を最初に見たのは04年2月。東京都港区の10階建てマンションで、同年1月に「日本ERI」(東京都港区)が建築確認していた。この構造設計を姉歯建築士に下請けに出していた横浜市内のデザイン設計事務所が「姉歯氏は仕事がいいかげん」と気付き、社長に再設計を依頼したのだ。「柱やはりも細い。一目でおかしいと感じる設計図だった」。社長が問いただすと、姉歯建築士は「外注していたから間違えてしまった。すみません」と話したという。
 すぐに構造設計をやり直す一方で、同年4月、姉歯物件の建築確認をしたERIの担当検査員に「姉歯建築士の構造設計はひどい。あんなことやる人など見たことない」と強い口調で注意したという。しかし、この告発に返答はなかった。29日のERIの会見によると、告発は担当者レベルにとどまり、同社が組織的に知ることはなかった。
 そして今年10月初旬。取引のあった建設業者からの相談に、1年半前の出来事がよみがえった。その設計図は「おかしさの度合いを超えたもの」で、構造計算書も検査項目の一つが抜けていたり、計算に連続性がなかった。
 社長は、姉歯建築士が構造計算を担当した「グランドステージ藤沢」(神奈川県藤沢市)が、10月末に完成予定であることを建築主「ヒューザー」のホームページで知った。「入居が始まる前に何とかしないと」と、イー社に告発。しかし、イー社の対応は鈍かった。
 告発した社長は「(姉歯建築士が)まさかここまで大規模に耐震データを偽造していたとは。ERIが組織的に対応していれば、この1年半、新たな被害者は出なかったかもしれない。イー社も、あんな稚拙な偽造はすぐに見抜けるのに。緊迫感がなかったのか」と憤っている。【種市房子】
(毎日新聞) - 12月1日3時9分更新



悪意をスクリーニングシステムはありえません。不可能だと思ってますです。

ミスは出口で抑えるべきだと、イーホームズの責任は大きいという意見があります。

検査員は設計者ではありません。設計の思考プロセスを100%追跡することなんて不可能です。
今回発見できたのは、同じ設計者が発見したからだと思います。
検査は普通の場合、図面どおりにできているかどうかをチェックします。
だから、間違った図面が出てきてもそれが間違いだとは気づきようが無いのです。

間違いのない設計ができるようにいくつかのスキームがあります。

私も一人の電気・機械の設計者として、ちょっと考えてみました。

ISO9001では、設計の妥当性の確認を要求されています。

発見の経緯を見ても解るように、設計を他の設計者が検証するという検証作業が有効です。
複雑で、高度な設計は同じレベルの人が見ないとわかりません。
しかし、ダブルチェックというのはコストが高く、他の方法が適用できない場合を除き現実的ではありません。
誰にでもチェックが容易になるように、
設計計算書では、一つの計算方法だけでなく他の計算方法で妥当性を確認します。
さらに、実験や、類似設計を示すなど、客観的に設計の妥当性を示す資料を準備することがコストも安く、この方法が簡単だと思います。

重要でない設計では、省くことさえあります。
経済活動であるかぎり限界はあります。がちがちのシステムでは経済活動はできないのです。

検証は基本的に品質部門の指導のもとに、設計部門が実施します。
なぜなら、設計は設計者が責任を持つからです。

たった一人の行動が大きな影響を与える。
これは設計という仕事がとても重要なことを意味します。

設計の妥当性について、誰が責任を負うのが良いのでしょうか?

やはり、今回の事件、悪人は姉歯設計士です。
どうして、このようなことをしたのか動機は不明ですが、彼が単独でやったのなら、
ヒューザーやイーシステム、木村建設は被害者といってもいいかもしれません。
裏切られたという気持ちが強いと思います。
正常な人なら、不正をやっていけるほど、甘くはないと認識していると思います。

しかし、責任がないわけではありません。
各社に応分の責任はあって当然です。
ただ、今回、ヒューザーと木村建設、姉歯と組織的な行動が見えます。
事実関係の解明を待ちたいです。

業界の自浄作用を働かすには、責任の所在を明確にしすうシステム構築が必要です。
とくに、建築主であるヒューザーが前面に出て責任を取るべきだとは思いますが、さすがに、この規模の大きさに責任能力を超えてしまっているのかもしれません。
逆に言えば、責任能力以上のことをやってしまってる構造的な問題があるように思います。

次に国、国土交通省の責任ですが、基本的には民間のことなので、責任はないと思うのですけど、社会的な影響を考えると、ないとは言えないな〜。

検査体制のしくみ作りはやはり監督省庁として具体的に動かなければならないでしょう。
公的資金の導入に関しては、政治的な決断ができるかどうかですので、民意の同意の取り付けるべく、政治家の大きな仕事です。




画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
耐震偽装問題新たな役者が続々と・・・イーホームズHP探索
世間を騒がせている耐震データ偽装問題で、 「アトラス設計」「総合経営研究所」「平成設計」と 又新たな役者がご登場するというこの事態。 ...続きを見る
名無し評論家のニュース「ズバリ言い過ぎ」
2005/12/03 03:52

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
【耐震強度偽装】 必死の告発、反応鈍く 空白の1年半に憤り つつがなく/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる